発想が膨らみアイデア出しが容易になる「先見的後知恵」を知っているか

発想が膨らみアイデア出しが容易になる「先見的後知恵」を知っているか

2020/08/17 0 投稿者: jinnaitakumi
  • アイデア出しがはかどる方法が知りたい。
  • 考慮漏れを減らしたい。
  • 目標の達成率を上げたい。

そんな人はぜひ読んでください。良い方法があります。

「先見的後知恵」でアイデア出しが容易になる

図解 モチベーション大百科』(池田貴将著:サンクチュアリ出版)で、エドワード・ルッソとポール・ショーメーカーの実験が紹介されています。

  • 被験者はベテラン社員。新入社員について質問する。
  • Aチーム
    • 「もし、その社員が辞めるとしたら、どんな理由?」と訊く
    • 平均して3.5個の理由が挙がった。
  • Bチーム
    • 「その社員が辞めた。どんな理由?」と訊く
    • 平均して4.4個の理由が挙がった。

つまり

仮定で考えるよりも、「そうなった」という前提から考えたほうが、発想が膨らみやすい。

via 図解 モチベーション大百科 P 231

仮定ではなく、前提で考える

未来の話ではなく、起きてしまった過去として考えるイメージ。

身に覚えがあると思いますが、僕たちは言い訳が得意です。得意だと開き直ってしまいましょう。そのほうが建設的です。

ならこの得意技は活かしたほうが良いですよね。その活かしかたのひとつがこのテクニックです。

未来のことを「あーでもないこーでもない」と夢想するより、起きてしまったことにたいして「これはこれこれこういうことになってて」と言い訳するように考えるほうが、するする出てきませんか?

しかもやたらリアリティのある理由が出てくると思います。

『ファスト&スロー』でも、人間の後知恵の凄まじさについて熱弁されているので、ぜひ一読してほしい。

「死亡前死因分析」でリスク回避に活用できる

まさしく上述の考え方を地で行く経営の分析手法があります。「死亡前死因分析」というやつです。経営まわりの勉強をしたことがある人なら、聞いたことがあるかもしれません。

意味としては単純で、「死亡前に死因を分析する」というもの。例えば、「私は交通事故で死んだ」とかですね。

これの何が良いか。まず「交通事故で死んだ」という死因が想像できれば、交通事故に合わないように気をつけることができますよね?「急性アルコール中毒で死んだ」なら、お酒の飲み方に気をつけるようになります。

そうです。「死亡前死因分析」というのはリスク回避のテクニックです。

「この事業は失敗した。なぜ?」と事業をはじめるときなどにあらかじめ分析しておくわけです。するとリスクが浮き彫りになり、そのリスクに対策を取ることで、本当に失敗することを回避できる、という算段。

これは別に個人レベルでも使えますよね。「この目標は達成できなかった。なぜ?」と考えることで、目標達成の障害をあらかじめ把握し、対策を打つことができます。目標の達成率が上がることは言うまでもありません。

「今際の際に後悔した。なぜ?」

アイデア出しにもガンガン使える

リスク分析がこの「先見的後知恵」の真骨頂ですが、通常のアイデア出しにも使うことができます。

例えば、YouTubeチャンネルを運営していてネタ出ししたいとき。「このYouTubeチャンネルは大ヒットした。なぜ?」と考える。

「〇〇のジャンルでうまくいった」とかであれば、「〇〇のジャンルでうまくいった。なぜ?」と考える。掘り下げていけば、どんなネタが良いか、アイデアがどんどん出てきます。

調べるべき情報もわかって、取っかかりやすくもなるでしょう。

まとめ

  • アイデア出しをするときは条件を、「仮定」ではなく、「前提」として考える
  • 前提 = 過去に起きた事実としてとらえる(仮定は未来予想)
  • リスクを洗い出したいときも「死亡前死因分析」をやろう

これは本当に威力があります。試してみてください。実感するはずです。