
綺麗事では勝てない | 最高のスポーツ映画「ザ・ファイター」
2014/03/29ここ数年でもっとも夢中になったスポーツ映画を紹介しよう。
実在する兄弟を描いた伝記映画だ。
主演は「テッド」「マックス・ペイン」のマーク・ウォールバーグ、「ダークナイト」「プレステージ」のクリスチャン・ベール。
誰もミッキーの声に耳を傾けようとしない
ディッキーも母アリスも、「おまえのため」「ミッキーのため」と言う。
しかし、本人たちも気づいていないが、実際のところそれはすべて自分のためなのだ。自分自身がミッキーが成功することで達成感や喜びを感じる。
自分のために、ミッキーに押し付ける。ミッキーの人生をコントロールしようとする。ミッキーが苦しんでいることに誰も気が付かない。
その家族たちとの間でもがき苦しむミッキーの葛藤が、この映画を見どころだ。
クリスチャン・ベールの演技がうますぎる
ハリウッド映画の俳優の演技はレベルが高いことが多いが、クリスチャン・ベールは本当にうまい。
天才じゃないのか。
母アリスの演技もうまい。ムカつく役を演じる俳優はたいてい演技が抜群にうまいが、この映画でもそうだ。
ミッキーの恋人シャーリーンを演じるエイミー・アダムスは、「魔法にかけられて」のジゼル(主役)をやった女優だ。
まったく違う雰囲気、演技で驚いた。
じんないたくみの声
この映画はシンプルなヒーロー映画ではない。
暗い部分が多く出てくるし、キレイ事で話は片付かない。人によって好き嫌いが分かれるだろう。
しかし、実話を元にした映画にしては、あまりにも濃厚で深くドラマチックだ。見応えがある。
ザ・ファイター スペシャル・プライス [Blu-ray]
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マーク・ウォールバーグ Happinet(SB)(D) 2014-03-04