
Sublime Text:Google日本語入力のTAB選択を使えるように設定する【Mac】
2018/07/23Mac で「Google日本語入力」を使っている人は多いと思いますが、コーディングエディタとして開発界隈で根強い人気を誇っているエディタ「Sublime Text」を使っていると、ちょっとイラッとする不具合が発生します。
それは変換候補を選ぶために「tab」キーを入力すると、変換候補の選択ではなく「tab」が発動してしまうということ。
これについて解説している記事がいくつかあるんですが、ちょっと私のケースは解決できなかったので、改めて備忘録的にまとめておきます。参考までにどうぞ。
目次
Goolge日本語入力のTAB選択を使えるように設定する
やることのおおまかな流れは下記のとおりです。
- 「Finder」でキーバインドのフォルダを開く
- 「Default」フォルダがない場合は作成する
- 「Sublime Text」で キーバインドの設定を開く
- 編集せずに、保存する
- Finder で開いてたフォルダに設定ファイルが出現するので、それを編集する
ちょっと面倒くさそうですが、手順通り進めるだけなので、カンタンにできると思います。
「Finder」でキーバインドのフォルダを開く
人によってはここがいちばんつまづくのかもしれません。どうやって開くんだよ的な。
移動したいのは、下記のディレクトリです。
「ユーザー名」は Mac へのログインに使用しているユーザー名。
ユーザー名がよくわからない場合
もしユーザー名がわからない場合は、「Finder」のツールバーで「移動 > ホーム」を選択しましょう。そのフォルダ名がユーザー名です。

「Sublime Text」の「Packages」フォルダに移動
それでは移動ですが、「Finder」のツールバーで「移動 > フォルダへ移動」を選択します。

すると入力フォームが出現するので、そこに下記のファイルパスを貼り付けて「移動」します。

「Default」フォルダがない場合は作成する
私はここで詰まりました。他のサイトは「Sublime でキーバインドの設定を開いて保存すればファイルができる」と書いてありますが、できませんでした。
原因はいま開いてもらったディレクトリに「Default」というフォルダがなかったからです。

そこで、もしフォルダがない場合は、新規作成で「Default」フォルダを作成しましょう。

「Sublime Text」で キーバインドの設定を開く
「Sublime Text」を開き、ツールバーから「Sublime Text > Preferences > Key Bindings」を選択します。

そのまま、「command(⌘)」キーと「s」キーを同時入力し、ファイルを保存します。
すると先程開いた下記のフォルダに、設定ファイルが出現します。

これを編集します。
設定ファイルを編集する
先程、出現させた設定ファイルを「Sublime Text」にドラッグ&ドロップして開きます。
100行目あたりにタブに関する下記の設定行があるので探しましょう。
{ "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": true} },
{ "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": false},
"context":
[
{ "key": "setting.tab_completion", "operator": "equal", "operand": true },
{ "key": "preceding_text", "operator": "not_regex_match", "operand": ".*\b[0-9]+$", "match_all": true },
]
},
これをコメントアウトします。範囲選択して「command(⌘)」キーと「/」キーの同時入力が楽です。
// { "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": true} },
// { "keys": ["tab"], "command": "insert_best_completion", "args": {"default": "\t", "exact": false},
// "context":
// [
// { "key": "setting.tab_completion", "operator": "equal", "operand": true },
// { "key": "preceding_text", "operator": "not_regex_match", "operand": ".*\b[0-9]+$", "match_all": true },
// ]
// },
これをまた「command(⌘)」キーと「s」キーの同時入力で保存し、「Sublime Text」を再起動すれば作業は完了。
無事に日本語入力時にTABでの変換切り替えが動作するはずです。