
私が iPhone X を購入しないと決めた3つの理由
2018/01/07私の周りで iPhone X を手にした人が多数いて、喜びや興奮の声を聞きます。
絶賛している人も多いのですが、私は実機を見た上で、今回は購入しないことに決めたので、参考までにその理由をまとめておきます。今さら感ありますが。
目次
iPhone X のファーストインプレッション
本題に入る前に、渋谷の Apple Store で iPhone X の実機を触ってきたので、そのときのファーストインプレッションを簡単にお届け。
結論から言えばかなり良かった。
ホームボタンがないのは最初だけ違和感がありますが、指でボタンをプッシュしなくていいので下手な負荷がかからず、かなり使い心地がいい。
また本体のサイズ感も申し分ありません。(個人的に iPhone シリーズでもっともしっくりきている iPhone 6/7/8 とほぼ同サイズ)
話題になっているノッチ(画面上部の、フロントカメラの切り込み)も動画視聴中でも許容できる範囲でした(できればノッチに食い込まない範囲で動画を再生できる拡大縮小があると、なおよかった)。
以上の通り、ファーストインプレッションではかなりの好感触をもちました。
前提条件
次に前提条件を整理。前提条件次第で人によっては判断基準が大きく変わることもあると思うので。
現在 iPhone 7 128GB ジェットブラック を使用している
まず私は現在、昨年発売された iPhone 7 のジェットブラックを愛用しています。
この端末の完成度は非常に高く、一切の不満を感じていません。(強いて言えば、ときおり端末が熱くなってしまうのが気になりますが、そう頻繁な話でもないのであまり気にしていません)
またデザイン的にも気に入っていて、多少の傷はついてきましたが、ケースを付けずに裸で使用しています。今後もその予定。
ビジネス的に必要とかはない
私はシステムエンジニアではありますが、個人の iPhone アプリの開発者ではありません。iPhone系のメディアのライターもいまはやっていないし、ブログもそれメインで書いているわけではありません。
なので、特にビジネス的に必要、ということはありません。
新しいものも Apple のプロダクトもかなり好きな方
私は「新商品」や「期間限定」という言葉に弱く、コンビニやスーパーで見かければ大概買ってしまうし、Apple のプロダクトも大好きでかなり愛好しています。
現在、愛用しているメインツールは下記の通り。
- iPhone 7
- Apple Watch Series 2
- AirPods
- iPad Pro 9.7inch (Apple Pencil)
- MacBook (Early 2016)
これを見てピンとくる人もいるかもしれませんが、昨年・一昨年にかなりの金額を作っているため、今年は抑え気味になっています。
ただ、最近気がついたのですが、私は Apple が好きなわけではなく、美しい製品やスマートな体験を提供してくれるサービスが好きなだけで、結果的に Apple を選択することが多いだけみたいです。
リッチマンではない
しがないシステムエンジニア3年目が、奨学金を返済しながら都内で一人暮らししているので、経済的な自由レベルについてはお察しください。(しかも上記の通り金遣い粗めです)
自由に使えるお金が限られるという方は多いと思うので、そんな同胞たちが無い袖を振り切ってでも買うべきかどうか、というのが本記事でのポイントになります。
iPhone X を見送る3つの理由
さてようやく本題です。
前項までで
- iPhone X のファーストインプレッションは良好
- 新しいものや Apple 製品は好きな方
という旨を伝えました。
その私がなぜ iPhone X を見送るかについてこれから説明します。
なお理由が 1 → 2 → 3 となるにつれ、重要レベルが増していきます。
理由1:Face ID が発展途上
Touch ID も初期はそうでしたが、レスポンス速度や精度などで初期型には不満が残りました。Face ID にも漠然とした不安があります。
まあ、ただ使っている人の話を聞くには基本的には問題なさそう。
ただ、夜に寝ながら使おうとするとダメらしいのが、ちょっと気になりますね。それにマスクをしていれば当然ダメみたいだし、マフラー深くとかは大丈夫なのかしら?
Face ID と Touch ID を両搭載してほしい。
理由2:カラーリングが気に入らない
前述したとおり私は美しい製品が好きなのですが、iPhone X のカラーリングにはかなり不満があります。中途半端なグレーモデルとくすんだホワイトモデル、という印象。
これは個人で感じ方に大きく差が出ると思うので、あくまで私個人の不満となりますが、毎日使う愛用のスマートフォンの見た目が気に入らないなんて、悲しすぎる。
いま使っているジェットブラックの iPhone 7 は恰好よくて惚れ惚れしています。大満足なので、iPhone X のジェットブラックモデルが出たら、その他の不満も全部無視して購入してしまうかもしれません。
「そんなことで」と思うかもしれませんが、個人的にデザインはそれくらい重要。美しさが最優先。
▼このケースなら綺麗だし、許せるかもと思ってとりあえず欲しいものリストに入れた。
理由3:価格面で財布と折り合いがつかない
私の使い方だと64GBモデルでは不足なため、256GBモデルにせざるを得ません。また、各ネットメディアの情報から Apple Care+ への加入は必須だと考えています。(最近 Apple Watch の画面を割ったことで自信も失っている)
となると購入した場合は約15万円の支出となります。スマートフォンに(というかひとつのガジェットに)ここまでの金額を出すのはかなり勇気が必要。
毎日、使うとはいえ、そこまでヘビーに使い込んでいるかといえばそうでもない。
家ではもっぱら iPad と Apple Watch で事足りているので、iPhone の出番は多くありません。私のライフスタイルで iPhone が輝くのは通勤中くらいですが、使用用途といえば「音楽」「動画」「SNSとネットサーフ」くらいのもの。あとはときおり写真を撮るのと、SlackやLINEでの連絡くらい。
また前提条件や先の理由に書いたとおり、iPhone 7 に不満はなく、必要に迫られているわけでもないし、iPhone X に対してデザイン面でも大きな不満を持っています。
iPhone 7 から 8 への乗り換えに比べれば、新しい体験ができそうで面白そうなガジェットではあるものの、2週間くらいで慣れてしまい、1ヶ月で目新しく感じなくなってくると思うと、思い切れない。日々の使い心地が快適になるけれども。
8万円程度であればまだ検討の余地はありましたが(あくまで検討。リッチマンではないため)、さすがに15万円は出せないと財布との相談で決まりました。
まとめると
本記事の内容をカンタンにまとめればこういうことになります。
使い勝手はよくなって面白そうな iPhone ではあるけど、カラーリングが微妙な上に高すぎる。
iPhone 7 ジェットブラックから(1年で)乗り換えるほどとは思えない。
金さえあれば買うが、無い袖を振り切るには値しないと判断しました。悲しいけど。
ただ、次期 iPhone X (iPhone X-2 とか?FF風に)が発売されたら、それは購入を検討しています。技術面やアプリ市場的にも対応がこなれて使いやすくなるのはそのころかな、と。つーか、おそらく我慢できないだろうな、と。
あ、ただカラーリングが納得できなければ引き続き見送るかも。