
ついに完結! 『政宗くんのリベンジ』10巻 特装版を購入して特典アニメも観てみた
2018/07/29私を夢中にさせたラブコメ漫画『政宗くんのリベンジ』の最終巻が発売されました。もとい発売されてしまいました。
Kindle版を最速で読み、それから予約していた特典DVD付きの特装版を入手して、オリジナルアニメも楽しみました。ええ、楽しみました。
そこでネタバレを避けつつ、『政宗くんのリベンジ』10巻の感想と、特装版の紹介およびこれを買うべきかどうかについて、お話します。
目次
『政宗くんのリベンジ』とは
この記事は『政宗くんのリベンジ』を知っている人向けではありますが、念のため、さらっと紹介。
真壁政宗は、8年前に自分を豚足呼ばわりした 安達垣愛姫に復讐するため、この街に帰ってきた。 デブからイケメンにのし上がり、憎き愛姫への 復讐はできるのか!? 復讐ラブコメの幕が上がる!!
端的にいえばラブコメ。あらすじの通り、かつて好きだったのに自分のことを「豚足」と呼んだヒロイン・安達垣愛姫を見返すために、ダイエットしてイケメン化に成功した主人公・真壁政宗があの手この手で安達垣愛姫を「落とす」べく奔走する、という作品です。
アニメ化もされているので、チェックしてみてもいいでしょう。
完結! 恋の結末は? 政宗の選択は? ハーピーエンドなのか?

待ちに待った10巻(最終巻)が発売されてしまいました。待ち遠しかったけど、これを読むのは寂しくもあります。終わってしまいますからね。もう読んだけど。
未読の方もいるかと思うので、ネタバレは避けますが、「ちゃんと完結した」ので、安心して読んでください。ときどきある「え? これで終わり? 何も解決してなくない?」みたいな終わりではないので、大丈夫です。
個人的にはとてもよかった。スッキリ気分良く、後味よく、これからの彼らの日常に思いを馳せてしまう、そんな終わりでした。シリーズを読んできてよかった。
思いの外、政宗がしっかりして、ちゃんと読者を納得させる形で結論を出してくれたし、政宗のことを好きだった他の女の子もすくい取られているし、丁寧だったと思います。ま、欲張りを言えば、もうちょっとエピローグがほしかったけど。
中身を読むと、なぜ特装版の表紙のめちゃ可愛い愛姫ちゃんがショートヘアなのかわかります。ほんと可愛い。最初からの変貌ぶりがすごいな、と思いましたが最初から可愛かったわ。
特装版の内容

さて、この記事の目的は特装版の内容を紹介し、これを買うべきかどうかをあなたに判断してもらうことでもあります。
特典は完結後のストーリーをアニメ化したDVDです(原作にはないオリジナルのストーリー)。彼らがその後、どんな日々を送っているのかをちょっとだけのぞき見ることができる。そういう作品。
もちろんキャストもアニメと同じです。
ちゃんとアニメのオープニング「ワガママMIRROR HEART」からはじまり、最後はエンディング「Elemental World」でおわりました。オープニングはアニメのときと同じ。エンディングは最後の挿絵だけが変更されていて、この絵がまたジーンと来てしまった。
ちなみにCDも買ってます。
シナリオは3本
- うちのママにかぎって
- 綱手島、ふたたび。
- 12時を過ぎたシンデレラ
1本目は政宗のお家の話でかなりシュール。2本目は作中で訪れていた安達垣家の別荘にまた遊びに行く話。3本目は小岩井吉乃がお洒落をしてみる話。
のんびりした小話たちで、なんとなく彼らがどんなふうに日常を送っているのか垣間見ることができます。「これを観なきゃ本当の完結とは言えない!」みたいな内容ではないので、そこは買わない方も安心してください。あくまで「もうちょっと彼らの世界を観ていたい」という人向けですね。
ネタバレを避けるとなかなか言及しにくいですが、個人的にはもっと政宗を登場させてほしかった。というかもっとラブラブで幸せなイチャイチャを見せてほしかった。
女の子たちも可愛いけど、政宗のことけっこう好きなんですよね。イラつかせるラブコメ主人公が多い中、政宗は首尾一貫していたし、終盤は衝撃の事実発覚したり、ショックから混乱していろいろかき乱されるけど、それでも最後はきっちり締めてくれたし、好感度高いです。(※個人の感想)
店舗特典のリーフレット

「アニメイト」や「とらのあな」などの応援店舗で『政宗くんのリベンジ』10巻を購入すると、完結後のエピローグが書かれたリーフレットがもらえます。
そしていやらしいことに店舗ごとにエピローグが違うのです。これはちょっとどうかと思いました。ずるくない?
店舗 | エピローグ |
アニメイト | 小岩井吉乃 |
とらのあな | 安達垣愛姫 |
ゲーマーズ | 双葉妙 |
メロンブックス | 藤ノ宮寧子 |
Amazon | 朱里小十郎 |
その他 | 真壁政宗 |
私は「アニメイト」で特装版を予約していたので、小岩井吉乃のエピローグを入手したのですが、どうしても安達垣愛姫のエピローグも読みたくなり、翌日「とらのあな」へ行って通常版を追加で買ってきました。真壁政宗、藤ノ宮寧子のエピローグも読みたいけど、ぐっと我慢。
リーフレットは読むべきか

入手できない人もいると思うので、私の個人的な意見を述べさせてもらいます。別に読まなくても問題はありません。
DVDと同じですが、あくまで「もうちょっと彼らの世界を観ていたい」という人向けの内容です。「これを読むことでスッキリする」みたいなものではありません。わずか3Pのショートストーリーですから、期待しすぎるとむしろ危険かもしれませんね。
このあたりはむしろ「優しいな」と感じました。販売方法は「汚い」と思いましたが、「読まなくても平気」な内容にすることで、バランスを取っているようです。
ま、面白かったけどね。
つまり
特装版を買うべきか。「彼らの世界に最後まで浸りたい」という人は買うべきでしょう。個人的に、本編はエピローグが物足りなかったですから、DVDやリーフレットで補完できました。
逆に、「この恋物語の結末が見届けられればそれでいい」という人は無理に買う必要はないと思います。ちゃんと結論が出て綺麗に完結するので、そのままの余韻で思い出に残すのも悪くない、と思います。
お金に余裕があるなら買う。ないなら買わない。でもいいでしょう。Amazonではすでに売り切れているみたいですが、実店舗にならまだあると思うので、急いで探してみてください。
ちなみに私は結局、Kindle版と特装版と通常版で計3冊買ってしまいました。いいんです。それだけ楽しませてもらいましたから。
寂しくなる
アニメを観てハマってから、すぐに原作をまとめ買いして、それからずっと続きを楽しみにしていました。日々の仕事を頑張る原動力のひとつだったわけです。
月刊誌でしたから、刊行スピードが週刊連載の作品に比べて遅くて、でも続きが気になって仕方のない作品で、私を振り回してくれました。
楽しかったな。寂しくなりますね。
竹岡葉月先生、Tiv先生、夢中になれるラブコメをありがとうございました。

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10巻を除く原作本編、スピンオフ、アンソロジー、ノベライズ作品、つまり『政宗くんのリベンジ』関連作品がすべて50%オフで購入できます。
私はすべて購入済みだったので、特に恩恵はありませんが、スピンオフなど読んでない方はこれを気にチェックしてみてはどうでしょうか。面白かったですよ。