
『宝石の国』に学ぶ「できないことができるようになる」方法
2018/07/04私には「今はできないけれど、できるようになりたいこと」がいくつかあります。
これに関して、『宝石の国』という漫画の中でとても印象に残っているセリフがあるので、紹介します。
『宝石の国』とは
『宝石の国』というのは、人間が滅びた遠い未来で意思を持った宝石たちが織りなす、不思議な物語です。
宝石たちを狩りに月からやってくる月人と日々、戦っている宝石たちですが、主人公のフォスフォフィライト(以下、フォス)は低硬度で壊れやすいために、なかなか役に立てずにいました(まあ、硬度以外にも問題はあるけども)。
「できることしかできないままだな」
いろいろありつつ季節はめぐり、冬、宝石たちは冬眠に入りますが、寝付けないフォスは起きていることに。
宝石たちが冬眠している間、ひとりで戦っているのがアンタークチサイト(以下、アンターク)です。硬度はフォスとほとんど変わりませんが、寒ければ寒いほど強くなる特異体質。
役立たずであることが悔しかったフォスはアンタークを手伝うことにしましたが、その過酷な仕事に不満を漏らします。それに対してアンタークはこう応えるのです。
「低硬度から 勇気をとったら なにもない」
「できることしか できないよ」
「できることしか やらないからだ」
「できることなら せいいっぱい やるよ」
「できることしか できないままだな」via 宝石の国 第3巻 P.63
これが私にとってとても心に残っています。はっとさせられました。含蓄のある言葉です。
つまり
「今はできないこと」に挑戦し、できるようにならない限りは「できないことが、できるようになる」ことはありません。それは、自転車にまたがって漕ぎ出してみなければ、いつまでもスイスイ走れるようにならないことと同じです。
できるようになりたいことがあるなら、挑戦してみるしかないのです。
やってみなければ、立ち向かう壁の実態はつかめないし、それでは何をどうしたらできるようになるか見当をつけることもできません。
たとえ怖くても、挑戦してみるしかないんです。