
Apple Watch Series 4 を3ヶ月使った感想【レビュー】
2019/08/082019年4月22日、仕事帰りにほとんど衝動的に Apple Watch Series 4 を購入しました。44mmのアルミ・スペースグレーです。
使いはじめてから3ヶ月が経ったので、「どんな感じか」「どんなふうに使っているのか」「買う価値はあるか」について、軽くレビューします。
目次
【前提】Apple Watch Series 2 を使っていた

Series 4 の話にいくまえに、前提を整理しておきましょう。
僕はもともと Series 2 のほうを2年ほど使っていました。ほとんど毎日ちゃんとつけていて、そこそこ便利に使っていたほうなのではないでしょうか。
ただ、あるとき(忘れもしない、徹夜明けで『ワンダーウーマン』を観に映画館へ向かう途中)電信柱を避けそこねて Apple Watch が激突。画面が割れてしまいました。
Apple Care+ にも入っていなかったので、「修理に出すくらいなら、いっそ新しいモデルを買いたいなー」と思いつつ、我慢して使うこと1年以上。
動作のもっさり感も気になるようになり、通知と再生中の音楽の音量調整くらいしか活躍の場がない(いちおうアクティビティのログは取ってたけど)ガジェットになっていました。
いちおう時計としても使っていたか。
Apple Watch Series 4 を購入した理由

そんなこんなで新しい Apple Watch がほしいとはずっと思っていたわけですが、そもそもの疑問として
Apple Watch をわざわざ買い換える価値ある?
ってのがありますよね。僕は考えましたよ。時計としては高いからね。「普通の時計でもいいんじゃないの」と。社会人なりたてのころにビジュアルに一目惚れして買ったシチズンの腕時計も持っていたし。

でもやっぱり買い換えることにしました。そのほうがワクワクするじゃん。
- 画面が割れていて右下部分が無反応なので、使えないことはないけれど、イマイチな状態はテンションが下がるのでもうやだ。
- 新しい Apple Watch を買うか、Apple Watch をやめるのかのどちらか
- Apple Watch を手放すのは辛い。再生中操作やタイマー、通知、ロガーなんかとして手放せないくらいには生活に馴染んでいたし。
- Series 4 は画面が広くなったり(でかくなったことより画面いっぱい使うようになったビジュアル的変化が大きい)、インフォグラフとかビジュアル的にも格好良くなったよね。
- 処理速度も Series 2 から比べると大幅に改善しているっぽいし、ストレスが減りそう(Series 2 はとにかくもっさりする)
ってことで買うことにした。
Apple Watch Series 4 を3ヶ月使った感想

サクサク動作するので、いろいろやってみる気になった
Series 2 ではいちいち動作がもっさりするので、最低限のことしかしてこなかった(最初はもっとキビキビ動いていたような気もするんだけれど)。
しかし Series 4 ではいろんな動作がサクサクと動いてくれるので(待つものが一切ないとは言わない)、いろんなことを Apple Watch でやってしまおうと思えるようになりました。
おかげで、ぐっと活躍シーンが増えました。
具体的にどんなことをしているのかは後述します。
やっとおすすめできる内容になった
Series 3 は未体験だけれど、ビジュアルは Series 2 と同じ。Series 2 買ったときからなんとなく思っていたけれど、やっぱ「野暮ったい」印象はありました。
綺麗なんだけど、分厚いし、ちんまりしていて、垢抜けない感じ。
動作ももっさりしていて、使い道の幅も狭かった。
だからずっと「万人には勧められないな」と思っていました。Series 4 はようやく「人に勧めてもいいかな」と思えるガジェットになった印象です。
ビジュアルも満足できるし(100点だと言うつもりはないけど)、動作もサクサクで、ストレスを感じるようなもっさり感もない。普通に活用できるガジェットです。
Series 2 から Series 4 に買い替える価値はあったか

あった。これはあった。断言できる。
Series 2 のもっさり感からあまり積極的に使う気になれなかった機能もガンガン使えているし、それによって腕時計であれこれコントロールする未来感を楽しんだり、単純に生活の効率化もできている。
たしかに財布にダメージは受けたものの、あのまま Series 2 を使い続けるよりもずっと質の高い体験ができていると思う。長期的に見れば、これは価格に見合った価値があるんじゃないだろうか。
少なくとも Series 2 を使っていたときに感じていたストレスはなくなったし、Series 4 のビジュアルはワクワクさせてくれるから、気持ちの面から僕を豊かにしてくれている。
最新のガジェットを使う人って、そういうワクワクする気持ちもセットで買っているよね。
Series 2 と Series 4 は使ってみるとかなり感じ方に違いがあって、ちゃんと新鮮味を味あわせてくれる(ディスプレイの違いとインフォグラフの影響が大きいかな)。経済的な余裕があるなら、自信をもって買い替えをおすすめする。
Apple Watch で何をしているのか

さて、「それでは具体的にどんなふうに使っているのか」をご紹介します。
Siri
僕は映画『アイアンマン』に登場するジャーヴィスのような言語UIが大好きで、「早く実用レベルで現実になればいいのに」と常々思っています。
なので当然、Siriも大好きです。もっと育て。
これまでは iPhone での利用が主で、Apple Watch ではあまり使っていませんでした。Series 2 では反応がワンテンポ遅れるし、クラウン(サイドの丸いボタン)を長押しして起動するのが面倒だったからです(文字盤に表示させることもできるけれど)。
しかし、Series 4 なら腕を上げて Apple Watch に「タイマーを3分にセットして」と声をかけるだけで Siri が起動してタイマーをセットしてくれます。快適。楽しい。ワクワクする。
音楽とかも同様。腕を上げてすぐに声をかけると Siri が反応してくれます。
タイマー
多いのはちょっと仮眠を取るときとカップラーメンなどを作っているとき。ハイターの浸け置き時間を図るときとか、まあ思い出せばいくつもあると思いますが、タイマーの活用シーンは意外と多いんです。僕はね。
で、Apple Watch で使ってます。時間になると腕が震えるから絶対に気がつくし、iPhone より止めるのがラク。
家にいるときって、iPhone は机の上にあって、手元になかったりするから、Apple Watch のほうが快適。
しかも Siri でサクッと設定できるからね。
Focus
僕はタスクに集中するときに「ポモドーロテクニック」というタイマーを利用したライフハックを使っています。
このときに使っているアプリが『Focus』です。
iPhone / Apple Watch / Mac 向けに提供されていて、セッションの時間や短い休憩、長い休憩、長い休憩までのセッション回数などを設定できて、かなり便利です。
時間になると Apple Watch が教えてくれるので、タイマーを無視することが減って良いです。
天気
天気を Apple Watch 上で確認しています。
文字盤に表示させていて、気温とか天候とか風速とかを見て、その日の服装とか傘をもっていくかとか決めています。
iPhone で確認するより、プロセスが省略されて快適。
ミュージック(「再生中」の操作)
Apple Watch はリモコンとしても優れています。これは Series 2 のときからガッツリ活用していましたが、再生中の音楽(音量とかスキップとかアルバム選択とか)や、オーディオブック、YouTube、Netflix なんかのリモコンとしても使えます。
動画コンテンツでは活躍することは少なかったですが、最近は YouTube のバックグラウンド再生もあるので、活躍の幅は広がるばかり。
Apple Watch 単体でも音楽を聴くことができますが、これはあんまり使っていないですね。i
買い物リスト(リマインダー)
これは記事でも紹介しましたが、もともと買い物リストを iPhone のリマインダーで管理していたので、これを Apple Watch で確認するようにしました。
便利なのもありますが、楽しいです。詳しくは記事を読んでね。
アクティビティ
これも Series 2 のときからですが、アクティビティリングでの健康管理ですね(管理といえるかは微妙かもだけれど)。
正直、そこまで気にしてはいなんだけど、達成できていると嬉しい。
睡眠ログ
『Auto Sleep』という睡眠ロガーアプリを使って、睡眠ログを取っています。どんな調整をした日にどんな睡眠が取れたとか、今の睡眠負債がどれくらいかとか、そんな情報が見れます。
これまでは『Sleep Cycle』というアプリで睡眠ログを取っていたんですが、あれだと寝る前に iPhone をセットしなくてはいけないので、寝落ちすると測定できないし、なにより面倒くさい。
『Auto Sleep』は Apple Watch を腕につけておけば勝手に睡眠を検知してログを取ってくれるので、ものすごくラクです。
もろもろの通知
あとは Slack とか LINE とかのメッセージ系の通知でしょうか。
Twitter や Facebook なんかのSNS系の通知は切ってます(メッセンジャーはONにしてたかな)。集中力が途切れるからね。
「この通知は Apple Watch では受け取らない」という設定もできるので、デジタルデトックスしたい人は、そういう設定をすればOKです。
つまり
Apple Watch Series 4 はかなり快適です。
ただ、やっぱり「できること・やることに対する値段はやっぱり高いかな?」とも思うので、「財布に余裕があるならおすすめする」というのが僕の結論。
買う価値はある。Series 2 から Series 4 に買い替える価値もある。ただし、無理をする必要はない。
そんな具合です。参考になれば幸い。
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