
チョコレートを食べると鼻血が出るのは本当か迷信か、調べてみた
2014/03/12子供の頃、母に「チョコを食べ過ぎたら鼻血が出るよ」と言われたことがある。
「嘘言え」と思ったのを覚えている。
あれは一体何だったのか。本当に出るのか、気になって調べてみた。
調査結果:傷口があると出やすくなる
チョコレートのカフェインが血量を増やす
チョコレートに含まれている成分で、鼻血が出ることに直結するようなものはないそうだ。
ただし、チョコレートに含まれているカフェインが、その原因になることもありうる、とのことだ。
カフェインとは、一種の興奮剤である。血流を速くする。
これ自体は、問題ないが、鼻にもともと傷口があれば、その傷口が開いてしまうこともあるだろう、と。
もちろん、食べすぎると必ず鼻血がでるわけではありませんが、鼻血がでやすくなるのはたしかです。
これは、チョコレートにふくまれているカフェインというものが原因です。カフェインは人間の体を興奮(こうふん)させるはたらきがあります。
体が興奮すると、血のめぐりもよくなります。つまり、細い血管に、いちどにたくさんの血が流れようとするわけです。このとき、鼻の中の切れやすい血管が切れて、鼻血がでてくるのです。
これが、「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出るよ」の正体らしい。
ただ、私はチョコレートが好きでよく食べる質だが、それが原因で鼻血を出した記憶はない。
他の説もあるようだ
実はこのカフェイン理論以外にもあるらしい。
「ウワサの元になったと思われる記述が日本チョコレート工業史(昭和33年刊行)という本に書かれています。
明治時代牛乳を飲む習慣のなかった日本人にとって牛乳を使うチョコレートはあまり喜ばれなかった。
牛の乳を牛の血と聞き間違えられて伝わりチョコレートの中には、牛の血が入っていると思われていた「チョコレートには牛の血が入っている」
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「チョコレートを食べると血が増える」
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「チョコレートを食べ過ぎると鼻血が出る」昭和30年頃までチョコレートは高級品だったので、「こどもにたくさん食べさせたくない」と母親たちの間でウワサが広まった」
つまり、チョコレート鼻血理論はまったくの迷信である、というわけだ。
医学的には、チョコレートと鼻血が関係ないことは明らかになっているようだから、これもありうるだろう。
ピーナッツは?
チョコレートと並んで鼻血の原因としてよく聞くのが「ピーナッツ」である。これはどうなのか。
関係ないようだ
詳細は定かではないが、因果関係はないようである。
チョコレートほど、検索をかけても情報が出てこない。
鼻の内部は薄い粘膜で覆われているため、刺激には弱く、そのため出血も起こりやすいのです。鼻血の原因は外部からの刺激、急激な血圧の上昇。
今のところ落花生との因果関係はないと言われています。
私の地元、新潟では節分のときには大豆ではなく、落花生をまく習慣があるが、これで安心して落花生が食べられる。
じんないたくみの声
チョコレートは高級品だから、親が子どもを脅かした、という俗説にも出会ったが、これはどうだろうか。
その親は想像力豊かすぎないか。